夫と家事~妻が風邪を引いたら?


育児中の妻が風邪! その時パパはどうする?


育児中のママが風邪をひいてしまった。
さて、世の中のパパの皆様、どうされますか?

「緊急事態がおこった時にこそ、人間の本性がでる。その人がどう行動するか、どう発言するかで、その人の本質がわかる」
そんな事をきいたことはありませんでしょうか?

世話をすべき子を抱えながら自身が風邪をひいてしまうということは、子育て中のママにとって、やはり「緊急事態」。
実は、「妻が風邪を引いたとき、夫との気持ちのすれ違いにより、夫婦喧嘩が勃発!」ということも、少なくないと思うのです。
このページでは、育児中の妻が風邪の時、どうしたらいいか、何をしてはいけないか、について、個人的に思うことをつらつらと書いてみます。
(当てはまる当てはまらないは、ご家庭により違うと思いますのでそこはご了承を!)

普段、忙しくお仕事をされているパパにとって、疲れた体で家に帰ってまで「嫁と子の世話」をするのは大変なのは分かるのです。普段、家事・育児を妻にまかせきりだった場合、「何をすればわからない。正直まいった」と、ネガティブな気持ちになるかたもおられるかもしれません。
ですが、やはり妻はパートナー。
実家も遠く、ヘルプを出せる身内もいない生活をしている場合、夫しか頼れる相手はいないのです。
どうか笑顔で妻の看病をしてくださいませ。

しかし!

この「笑顔」で看病というのが、また難しい。
というのも、風邪の時、「妻がしてほしいこと(または”してほしくない”こと」と「夫が(多くの場合良かれと思って)すること、しないこと」に、結構ギャップがあったりするんですよね。
やはり、育児・家事(炊事洗濯掃除)に直接的に関わっている女性と、そうではない男性の場合とでは、物事に対する「気づき」、そしてその「優先順位」がかみ合わなかったりすると思うのです。
また、妻のほうも「これくらい、一緒に住んでいるんだから、分かっていて当たり前でしょう?」と、夫にして欲しいことやして欲しくないことをはっきり言葉として表さなかったりすることも。
なかなか難しい問題だと思うのです。


(1)ご飯。「俺は食べてくるからいいよ」だけで済ましていませんか?

よく耳にするのが、
「おまえは風邪だから、ご飯の用意はしなくてもいいよ。俺は外で食べてくるから」
……これを、本当に優しさから言ってしまうかたもおられるかもしれません。
妻の食事は?
ねぇ、しんどくて伏せっている妻の食事は?
そして、我が子の食事は?

妻は、「確かに、あなたが外で食べてくるのは、(食事の用意もしなくてすむし、洗い物もしなくてすむし)助かる。が、それよりも、早く帰ってきて、コンビニでもどこでもいいから、私と、子供が食べられるものを買ってきて」そういうふうに思っているかもしれません。
風邪を引いた状態で、子供をあやしたり抱っこしたりすることは、本当にしんどいものです。
できれば早く帰ってきて、育児・家事をバトンタッチして、妻を寝かしてあげるのがよいのではないでしょうか?


(2)妻の食べたいもの、わかっていますか?

病気の時に食べたくなる食事。これは、個人個人によって違いますよね。
ある人は、あっさりとしたおかゆ。
ある人は、がっつりハンバーガー。
ある人は、ウィダーインゼリーなどの栄養補助食品。
また、その時々の体調によって、食べたいものは変わってくるかもしれません。

ぜひ妻に、「いま何が食べたい?」と訊いてあげてください。
「俺は普段、病気の時はこれを食べたいから」という思い込みで買ってくるのは、NG。
妻はあっさりおかゆが食べたいのに、「体力がつくから」とステーキを買ってこられても困ると思うのです。
ですが、看病してもらい、ある種迷惑をかけている身では、「なにステーキ買ってきてんのよぉ! こんなの食べられないよ」と思っていても、言い出せない場合も多い。
ぜひ妻本人に確認してから、ご飯を買ってきてあげてください!



(3)「言ってくれたらやるのに…」は多くの場合NG

「妻から言われなくては、俺は何をやっていいのか分からない」というのはもっともな意見。
でも、風邪で伏せっていて、頭はガンガン、ぐらぐら、起き上がると吐いてしまいそう、そんな状態の時に、いちいち、「あなたは次はあれしてこれして」とは言えないものです。
出来れば、「相手に言われなくても」「自分で考えて」行動して欲しいというのが、多くの妻の本音なのではないでしょうか。
これは、職場でもあてはまりますよね。
いくら、その場に不慣れな新人社員だとしても、「(仕事の)指示待ちはやめてくれ」「自ら考えて、自分の出来ることをしろよ」そう思うと思うのです。それが自分のグループパートナーであればなおさら。
妻も同じ気持ちなのではないでしょうか?

※でもこれは妻のほうにも問題があると、私は思います。
夫が普段やっていない料理洗濯掃除などを、いきなり妻の求めるスタイルでやれと言われても無理があります。
普段からのコミュニケーションが大事ですよね。
また、料理・家事・育児のやりかたを夫と共有し、それを分かりやすい方法(手順メモ、写真付き工程表などなど)で残すというのも、効果的かもしれませんね。


(4)「その家事、あとでいいよ^^」……えっと、今、あなたがやってくださいませ

夫から笑顔で「しんどいだろ? 汚れた食器を洗うのはあとでいいよ」
いえ、あの、自宅の食器は有限です。洗わなければ使えません。どうか、今、あなたが洗ってくださいませ。
「洗濯物? あとでいいじゃん?」
二日も三日も寝込んでしまうと、汚れた服も大量になります。それを病み上がりの私がすることになるのですが…? 二日三日もたてば、パジャマも、子どものお洋服も、あなたの下着も、きれいなものは無くなっていってしまいます。ぜひ今、洗濯機を回してください。
「二日三日、床を掃除しなくても死なないよ」
子どもがハイハイの時期だったりすると、床にたまった小さな埃をモロに吸ってしまいます。また、小さなゴミをみつけて口に入れてしまうことも。ぜひ今、掃除機をかけて欲しいのです。

例え、家事育児は妻の仕事であるというご家庭でも、妻が病気の時は非常時!
以上のことを、もしかして妻は思っていませんか? 
※集合住宅地の場合、洗濯機・掃除機を使って良い時間帯を考慮すべきことをお忘れ無く…!


(5)細々としたこと…。看病してもらっている身ではいいだせないママにかわって…

・仕事で疲れているのはわかります。ですが、妻が風邪をひいたときに、なぜか必要以上に腹を立てる人がいます。「余計な手間かけさせやがって」といったふうに。
どうか、大人の対応をお願いします。

・病み上がりの妻に、部屋の大掃除させるようなことはご勘弁! 
掃除役の妻がいないと、夫が脱ぎ散らかした洋服やゴミで部屋がぐちゃぐちゃ…なんていうことも。
病み上がりの妻が片付けることになります。
ぜひ、「部屋の散らかし」は普段以上に気をつけてくださいませ。

・仲間と遊びに行く、飲みに行くのはどうか中止してほしい。
「俺がいてもどうしようもないでしょ? 風邪がよくなるわけでもないし。ゆっくり寝ていなよ」そう思って、出かけてしまうパパも。
心細いを通り越して、悲しくなってしまう妻も多いのではないでしょうか。
もしも、ご自身が風邪の時に、妻から「私、ママ友とランチだから~」と出て行ったらどう思われますでしょうか?
出来ることがないとしても、ぜひ、妻のそばにいてあげて欲しいなと思います。


「妻が風邪の時のお助けグッズ」を用意しておくのも手かとおもいます。
レトルトのおかゆを常備しておく。
風邪薬は切らさない。
子どもがなるべく一人遊び出来るような、新しいおもちゃ、絵本、DVDを隠し持っておく。
などなど…。


当てはまるかたもいれば、当てはまらないかたもいるかもしれない。
一度さらっと一読していただいて、「お! そういう意見もあるのか! ほほう」と思って頂ければ幸いです。


「嫁姑問題応援サイト」が、雑誌「たまごクラブ」で紹介されたときの記事


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