贈り物にまつわる嫁姑問題を解決


プレゼント用ベビー服を選ぶとき

赤ちゃん用品店に売っているベビー服って、小さくてかわいくて、本当に見ていて飽きませんよね。
孫に、ぜひベビー服を買ってあげたいというお姑さんもおられると思うのですが、お洋服の選び方をちょっと気をつけないといけないかもしれません。
ほ ら、テレビに映る若者を見ても、街を歩いている若者を見ても、今の若い世代の好みとお姑さん世代の好みは、本当にかけ離れていると思いませんか? 正直、 「なんでこんなお洋服がいいのかしら?」と、思うこともあると思います。どうしても、違う世代の目線で選んだお洋服というのは、「違和感がある」場合が少 なくないのですよね。

「でもやっぱり、孫にお洋服を送りたいのよ」と思われるお姑さんは、デパートで売っている大手子供服ブランドのものだと、無難かと思われます。

お洋服を選ぶ場合は、

・できるだけシンプルなもの、奇抜でないもの
・ベーシックな形のもの
・できれば無地のもの
・できれば色味の優しいもの

を選ぶと無難だと思います。
大きなアップリケや、プリント生地の場合、やはり個人の好き嫌いが出やすいです。
あまり主張しない、ベーシックなお洋服を選べば、いわゆる「当たり外れ」は少ないのではないでしょうか?

あとは、

・動きやすさ(凝った作りのお洋服だと、脱ぎ着が大変で子どもがいやがり、あまり着せなくなる可能性があります)
・素材(やはり綿100%が良いかと思います。洗いやすいですし、肌にも優しいです)

を重視するのがよいのではないでしょうか?
せっかくプレゼントしたのに、着てもらえないなんて、ママやお姑さん、どちらにとっても嫌ですものね。


大量すぎる贈り物はNG

「夫の実家から、本当に大量のお野菜が送られてきた。ありがたい。が、困る!」

という意見もあります。
きっと、送られているお姑さんお舅さんにとっては、こんな意見は寝耳に水、「せっかくの好意なのに。悲しい」と思われるでしょう。

でも、お姑さんから大量すぎるお野菜などを送っていただくのは、かえって嫁の負担になっている場合もあるということを、わかっておいていただきたいのです。あくまで「場合もある」ですが。

「冷凍して保存すればいいじゃない」
それも手ですよね。でもね、実は冷凍室って、広いようで結構狭い。
忙しい育児中のママは、便利な冷凍室をフル活用(要するに、すでに庫内にたくさん食品が詰まっている)ことが多いかもしれません。
そして、日持ちしないお野菜の場合、冷凍するには、「出来るだけ早く、下処理、調理、小分け、冷凍」しなくてはいけませんよね。
もしかしたら送られてきた時に、すでに少し傷みかかっていて「今日中に、このお野菜を冷凍しなくては」という状態かもしれない。
育児中のママは、何せ赤ちゃん相手に生活をしていますので、なかなか時間の都合もつきません。深夜近くになって、「冷凍しなきゃ!」とへとへとに疲れた体で下処理をする…なんていうこともあるかもしれません。

また、送っていただいたお野菜で冷凍室が一杯になってしまって、自分が冷凍したいものが冷凍できないというストレスを感じるママもいると思うのです。
同じお野菜が大量に送られてくると、食卓に毎日同じようなメニューが並んでしまうことも。
捨ててしまうのは、とても心が痛みます。「できれば捨てたくないわ」と、自分が本当に食べたいものを我慢して、送っていただいたものを延々と食べ続けることにもなりかねません。
これも(大変贅沢な話だとは思うのですが)やはりストレスとなると思います。

「お隣さんや、お友達にあげればいいじゃない」
そうです。そうなんですけれどね。
きっと、沢山ママ友達がいて、もののやりとりをよくする嫁なら問題はないのでしょう。お裾分けがきっかけで、お友達との絆が深まったり情報交換がうまくいったりするのかもしれません。
で も、実はそういうタイプではないママも少なくないのです。一人目の小さなお子さんを育児中のママだと、幼稚園・小学校といったつながりが無いため、お裾分 けを頻繁にしあうような知り合い・友人を持つことがなかなか出来ないかたも全く珍しくないと思うのです。特に、低月齢の赤ちゃんを子育て中のママは、外出 する機会も少ないですしね。

結局のところ、これはあくまで、お互いの「適度」のとらえ方の問題ですよね。
近頃は、お野菜は本当に高価。息子夫婦、孫を思って送ってくださるそのお気持ち自体は、本当に本当にうれしいです。


「お土産」や「お中元・お歳暮」

夫の実家にお伺いするとき、いわゆる「お持たせ」的なお土産を持参する嫁も多いと思います。
このお土産。中身はお菓子だったり、ちょっとした食料品だったりすることが多いと思います。
時々、「よかれ」と思って、このお菓子などを、そっくりそのまま「持って帰って」と嫁に返したりする姑さんがいらっしゃるのです。

せっかく選んだのに…。そう思って悲しくなる嫁もいるのではないでしょうか。

純粋に、「あら、おいしそうなものを持ってきていただいたわ。これは私たちが食べるのはもったいない。若い夫婦が食べさせたいわ」という気持ちの現れなのかもしれません。
もしくは、そのお土産は姑さんの好みに合わないようなものだったのかもしれません。

でも、やはり贈り物を、持ってきた当人に返す行為は、あまり喜ばれるものではないのではないでしょうか。
ものを選ぶ時、嫁がどんなことを考え、どんな気持ちでいたかに思いを巡らせていただければと思うのです。
ぜひ、「ありがとう」と受け取っていただけたらと思います。

また、同じ意味で、嫁実家から送られてきたお中元やお歳暮を、そのまま嫁(息子夫婦)に渡すお姑さんもいらっしゃるようです。
これも、嫁にしてみれば、「実母が、お姑さんのことをいろいろ考えながらせっかく考えて選んだのに」と悲しくなるものなのです。
決して「あら、もらえた。助かるわ。ラッキー♪」と単純に思えないと思うのです。
どうしても嫁実家からの贈り物を消費出来そうになくて、息子夫婦に分けたいと思ったときは、全て渡すのではなく一部だけにして、そしてぜひ、「これ、うれしかったわ。お母さんによろしくね。でもとってもよいものだったからぜひあなたたちにもと思って」と一言添えて頂ければと思います。


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