息子夫婦が、赤ちゃん連れで帰省してくる。
      すごくうきうきしますし、どきどきしますよね。
      この前会ったときより、どれくらい大きくなっているだろう、もう、言葉はしゃべるのかしら。
      そんな温かい気持ちでいっぱいになられるお姑さんも多いのではないでしょうか?
      
      でも、ママ。特に新米ママは、子育てにいっぱいいっぱいで、そういうお姑さんの気持ちとすれ違ってしまうことも多くあると思うのです。
      また、今の若い人の育児が全然よくわからないから、戸惑ってしまうお姑さんもおられるかもしれません。
育児ママが夫の実家に帰省しているときに望むのではないか?ということをかいてみたいと思います。
これは法律で決まっています。
「田舎だからいいわー」「運転が上手だから事故なんてないない」そういう問題でもありません。
赤ちゃんの命に関わること。これをおろそかにするということは、赤ちゃんの命をおろそかにしていると、思われても仕方ありません。
離乳食の進め方、母乳の与え方は、ママに従っていただけるとうれしいです。危なっかしく見えても、きっと大丈夫。
「それ、あげて大丈夫?」「母乳だけじゃかわいそうじゃない?」
喉元まで声が出かかってしまうこともあるかと思います。でも、どうか、若いママを信じてあげてくださいませんでしょうか?
「大丈夫よ。私の時は、果汁は二ヶ月くらいであげていたわ。神経質ねぇ」
嫁をリラックスさせるために言ってくださっているのはわかります。でも、新米ママが頑張って育てているんです。ママが「こう決めた」と思うことを、そっと応援してくださいませんでしょうか?
そして、小さな孫に何かあげてみたいときは、ぜひ、ママに一言「これをあげたいのだけれど、どうかしら?」と訊いてくださいませ。
「娘の子は、もうお座りできるわ」「●●さんちのお孫さんは、もうしゃべるみたいよ」
同じ赤ちゃんの話題の一つとして、何の気なしにそうおっしゃるお姑さんも多いのではないでしょうか。
でも、やはり、自分の子とよその子を比べられたら少しつらいのです。
また、目の前に赤ちゃんがいるというのに、違う赤ちゃん(主に娘の赤ちゃんの話題が多いのではないでしょうか)について延々と話してしまうお姑さんも、なかにはおられます。どうか、少し控えてあげてくださいね。
一歳、二歳になって、赤ちゃんが動き回るようになると、部屋は「危ないものだらけ」になってしまいます。普段、ママはかなり気を遣って部屋に危ないものを置かないように気をつけています。
小さいもの(つまめそうなもの、喉に入りそうなもの)、たばこの灰皿、手に届くところにある重いもの、崩れ落ちてきそうなもの。できれば、全部まとめて、どこかのお部屋に入れておいてくださると助かります。
そして、よければ「この部屋、あとどれを片付ければ、赤ちゃんが危なくないかしら?」と、ママに訊いていただけるとうれしいです。嫁はなかなか「これ、片付けてください」とは、言いにくいものです。
また、赤ちゃん用のスプーン、いすなどを買って用意いただいていたら、嫁はすごく感激すると思います。「あぁ、離れていても大切に思っていただいているんだなぁ」とじーんとくると思います。
時々おられるのです。
赤ちゃんに授乳する様子を、じっと観察されるお姑さん(そしてお舅さんまで!)が。
嫁がそっと部屋を出て、別室で授乳しようとするのに、すかさずついてくるかたまで。
そういう行為に対して全く大丈夫な嫁もいるとは思いますが、やはり多くの嫁は「やめてほしい」と思っているはず。
「家族なのに! 別にいやらしい目で見ていないわ」とおっしゃるお姑さま。実母の前で、裸の胸を見せる娘は、そうそういません。ましてや父親におっぱいを見せて平気な娘はいないと思います。
「おっぱいを見るわけじゃないのよ。かわいい赤ちゃんがちゅくちゅく母乳を飲む姿を見たいだけ」
いえいえ。でも実際、見えてしまいますよね。おっぱい。嫁にとっては「おっぱいを見られる」という事実は同じなのです。
授乳タイムは、母親と赤ちゃんだけの時間ということで、ご理解くださいませ。
たばこをたしなんでおられるかたも多いと思います。
でも、たばこの煙は、赤ちゃんの突然死にもつながると言われており、すごく気にするママも多いです。いくら、喫煙するのはその家の主だとしても、やはり気遣いは必要ではないでしょうか?
赤ちゃんのいないお部屋で、たばこを吸っていただけるとうれしいです。
親
戚にお披露目したいわ、いっしょにベビーグッズ売り場に行きたいわ、と、赤ちゃんを連れ回すのは、危険です。大型連休中は、病院もお休みのことが多いので
す。ウィルスに感染して赤ちゃんが風邪などをひいたら、本当に大変。怖いことを書くようですが、小さい子は病状が進むのがとても早く、小児科がお休みの期
間中の風邪は赤ちゃんの命取りになりかねません。
できるだけ、ママのペースで、ゆっくり余裕を持ってお出かけさせていただけるとうれしいです。
「私がママですよー」と、冗談でも言わないでほしいと思っている嫁が多いです。育児奮闘中のママは、自分がママであることに一生懸命。そして誇りを持っています。どうか、それを否定し潰すようなことは避けていただけるとうれしいです。
冗談でも「私のおっぱいをくわえさせてみたらどうなるかしら?」は、やめてくださいませ! 実行に移すと、冗談では済まされない大問題に発展することも!
「ばぁば、おばあちゃんなんて呼ばせないわ。私のことは、○○ちゃんってあだ名で呼ばせるわ」とおっしゃるお姑さん。
実は、それを「まぁ、素敵。気が若いわ」と100%好意的に思っている嫁は少ない…のではないでしょうか? もしも、嫁が「あ、それいいですね!」と積極的に勧めるのであればいいのですが、そうでない場合、かなり戸惑っていると思っていただいた方が良いかと思います。
お姑さんに赤ちゃんの髪を勝手に切られ、嫁が激怒したということを聞くことがあります。髪が目にかかってしまってうっとうしそうだった場合、切りたくなってしまうお姑さんもおられると思います。前髪の長すぎる赤ちゃんは、髪で眼球が傷ついてしまいそうですものね。
でもまずは息子に「前髪が長すぎると思うのだけれど、結んだりしたほうが良くない?」と訊いてみてください。もしかしたら、たまたまその日はゴムで髪をくくっていないのかも。赤ちゃんって髪のゴムをさっと取ってしまうことが多いですものね。
それに、赤ちゃんの髪で筆を作ろうとママが計画していたら、ちょっとやっかいです。切ってしまうと取り返しがつかなくなってしまいますものね。
息子夫婦が帰省してきた。赤ちゃんもいる。息子に懐かしい我が家の料理をたくさん食べさせたい。ついつい張り切りすぎて、お料理を作りすぎてしまうということもあるのではないでしょうか? 
その家その家の「味付け」があると思うのですが、残念ながらそれが嫁には合わない場合もあります。
客観的にみて、お手製のお料理は塩辛すぎませんか? 多すぎではありませんか? 
楽しくお姑さんの手料理を食べているのに、「もっと食べて」「これはおいしくない? 箸をつけていないわ」「ほら、これも食べて!」などと、矢継ぎ早に食べるように勧められると、
せっ
かくの楽しいお食事が台無しです。苦痛さえ伴います。ぜひ、嫁のペースでお食事を進めさせてください。若い人は、案外小食だったりするものです。一生懸命
食べたとしても、どうしても食べきれない時もあります。もしもお料理が残ってしまっていても、どうか責めないでくださいませ。
また、お姑さんのご家庭では塩辛いお料理が定番だった場合、せめて息子夫婦が帰省してくる間は、少しだけ塩分を控えてお料理していただけるとうれしいです。
また反対に、意地悪心から、嫁の食事だけ「差別」をしたりはしていませんか? もちろんすぐに嫁は気づくと思います。悲しくなるようなことはどうぞやめてくださいね。
お年を召してくると、どうしても独特の体臭がすることがありますよね。これは自然なことだと思います。また、年齢とともに億劫になって、あまり歯を磨かなかったり、お風呂に入らなかったりするかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく、お姑さんお舅さんとのおしゃべりも楽しもうと帰省してくる息子夫婦。せめて、息子夫婦が帰省してくる間は、歯磨き・入浴に気を遣ってくださいませ。
赤ちゃんを使って嫁への不満をつぶやくのも、ぜひやめていただきたく思います。
面と向かって嫁に言うのがはばかられるので、苦し紛れに「●●ママは、ひどいでしゅねー」「●●ママなんていらないでしゅよねー」などと赤ちゃんに向かって言ってしまうお姑さんも、中にはいらっしゃるかもしれません。
その行為は、面と向かって不満を言ってくださる以上に、大変卑怯で嫌な印象を与えることが多いです。面と向かって言われるのであれば、まだ「話し合う」こともできますものね。
赤ちゃんへの独り言のように「嫁へ不満」を言うという行為は、その「話し合い」さえ拒否していると取られかねません。 
嫁と姑。お互いに価値観も違います。衝突してしまうことは、いわば当たり前ですよね。小さな衝突、その時にお互いがどういう行動をとるかで、その衝突の「傷跡」の大きさが変わってくるのではないでしょうか?
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