嫁とのコミュニケーション


電話・メールを嫁とするとき

最近は、メールをされるお姑さんも多いと思います。
日常のたわいもないことを書く。さて、誰に送ろう? と思っ た時、「夫や息子はこういう文通みたいなのって苦手だから送信相手にならないわ。お友達に送るまでの内容でもないし。そうだわ。●●さん(嫁)に送ろうか しら」と、軽い気持ちで嫁に送るお姑さんも少なくないのではないでしょうか。
普段会うことが少ない嫁姑の関係を程よく繋ぐ手段として、メールはとても良いと思います。

でも、問題はその内容と頻度。
一 見、若い人って、しょっちゅうメールのやりとりをしているように見えますよね。でも実は、ママの間では「忙しくてメールのやりとりはそれほどしない」とい うかたが多いような気がします。何か連絡事項が発生したときにメールするというのがほとんど。例えば「今日、●●の花が咲きました」や「道ばたでかわいい 犬を見かけました」というような、独り言・日記の内容のようなメールは、ママ仲間の間でも送るかたは本当に少ないと思うのです。
極端な話ですが、そういう内容のメールを、日に何通も嫁に送ってはいませんか? 急ぎでない、たわいもない内容のメールに返信がないと、「読んだ?」と電話までしていませんか?

また、嫁に電話する場合にも、いくつかの注意点があると思います。
ご自分が早起きや夜更かしするのが当たり前の生活になっているからといって、朝早くや深夜に電話をかけておられませんか? 
電話相手の嫁は、これから授乳タイム・赤ちゃんの寝かしつけタイム・お風呂タイム・料理タイム・ご飯タイムなのではありませんか? 確認していますか? ちゃんと気にしていますか? ご自宅のご飯タイムと、嫁のうちのご飯タイムは同じではないかもしれませんね?
お姑さんが話す一方で、嫁はずっと聞き役なんてことはありませんか? それはかなりの確率で「会話を楽しいとは思っていない」ということを意味するのではないでしょうか?
もちろん例外もたくさんあるとは思うのですが、実は、嫁は困ってしまってはいませんか?

同様に、電話・メールの内容が愚痴だらけであった場合にも、嫁は対応に困ってしまいます。
「ただ、聞いたり読んだりしてもらうだけでいいのよ? 愚痴を言う相手がいなくてー」
そうおっしゃるかもしれません。
心の中に溜めた愚痴って、誰かに聞いてもらいたいですし、第三者にしゃべることで心が整理されたり軽くなったりしますものね。愚痴を溜め込まないのは大切なことだというのは、わかります。
でもですね。実は第三者の愚痴って、聞く・読むだけでもつらいこともあるんです。
一つや二つの愚痴なら良いんです。でも一般の人は、カウンセラーでもなんでもありません。そんな普通の人間が、愚痴をいくつもいくつも聞いたり読んだりすることを想像してみてください。すごく気分が重くなってくるものなのです。嫁は、愚痴の吐き捨て場ではありませんよね?
「もしかしたら嫁は、私の愚痴を聞いたり読んだりして、いやな気分になっているかもしれないな」そんなことを、少し考えていただけたらだいぶん違うのではないかと思うのです。

色々と書きましたが、要は、加減ですよね。
電話・メールというコミュニケーション手段はとても手軽で便利なのですが、「頻度」「内容」に難があれば、一気に嫁姑の関係を崩しかねないという側面を持っているのではないでしょうか。
嫁姑どちら側にしても、うまく電話やメールを使いこなしつつ、お互いの関係を深めていければいいなと思います。

嫁とLINE(グループトーク)をするときの注意点のページを読む



嫁の反応が薄い時は、もしかしたら静かな「NO!」サインかも

「●●を嫁にあげた。ありがとうございますとは言うけれど、それを使ったところを見たことないわ」
「●●を嫁にしてあげたけれど、あまり嬉しそうじゃなかったわ。でもお礼を言ったのだから、感謝はしてると思うわ」
「嫁にたくさんメールを送るんだけれど三通に一通くらいしか返信がないわ。忙しいのかしらねぇ」
「●●はどうなってるの? どんな感じなの?」と聞くのだけれど、いつもにっこりするだけで要領を得ない感じ。心配しているのをちゃんと分かってるのかしら」

好意でしたことならば、相手に喜んでもらいたいというのが、人として普通の気持ちですよね。

でも、ちょっと待ってくださいね。
一歩引いて、少しだけ冷静に考えてみてくださいませ。

嫁は、(本当にこんなことを書くのは心苦しいのですが)迷惑に思っているのでは?
反応が薄いのではなく、本当は反論したいのだけれど波風が立つので、苦肉の対抗策として「あまり反応をしない」という選択をしているのでは?


「そんなことないわ。嫁はお礼を言ったのですもの。拒否の言葉はなかったもの」

いえいえ。大切なお姑さんに対して、はっきりと「いやだ。迷惑」と言える嫁はそれほど多くはないはず。そして、(たとえ意に沿わない贈り物だとしても)お礼を言うのは、人としてのマナーですし、いわゆる「処世術」ですもの。


「嫌だったら、メールは一通も返ってこないはず。だから大丈夫よ」

そうですよね。本当に相手のことを拒否したいのであれば、全てのメールを拒否して一切返信はしないでしょう。でも、実際にそこまでする相手というのは、相当確固たる意思をもって拒否したい相手。それを、夫をここまで育ててくださったお姑さんにできる嫁はなかなかいない。

「反応が薄い」
それはもしかしたら嫁が遠回しに「NO」と言っている。お姑さんを傷つけないようにそっと。
だとしたら、きちんと反応させるまで何度も問い詰めたりするなどという行為は、全く逆効果ですよね?

もちろん、全てがそうだとは言えません。
もともと、それほど感情を表に出さないタイプの嫁かもしれませんものね。
でも、やはりそういう可能性もあるということを考えてみるとよいのではないでしょうか?


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